いま世界では、デジタル・トランスフォーメーション（DX：Digital transformation）と呼ばれる「デジタルによる変革」が起きています。研究領域も例外ではなく、技術と情報の両分野で複雑さが増しています。

このような時代に、専門商社はどのようなDXの世界を実現できるのか？
私たちもまた、この大きな課題に取り組んでいます。

私たちにできる研究者のためのDXとは

研究者の皆様に、「必要な情報・技術・商品を、必要な時に、より速く届けたい」、「バックヤードマネジメントの負荷低減に役立ちたい」、そんな想いから、いくつかのDXプロジェクトを開始しました。

私たちを取り巻く環境の大きな変化の一つとして、情報端末の急激な進歩と普及があります。
世界のデータ流通量（IPトラフィック）は、1984年の毎月17ギガバイトから、2017年には1217億ギガバイト（＝122エクサバイト、DVD304億枚相当）にまで増加したと言われています。
また2021年には、2017年の2.3倍の278エクサバイトまで増加すると予測されています。

この様に世界の情報環境が急速に変化している中、私たちの日常生活、ワークスタイルも大きく変化をし続けています。

研究者の皆さまに於かれましても、様々な研究領域との融合拡大、情報量の飛躍的増大、そして大切な時間の不足という実情を抱えていらっしゃるのではないでしょうか。
研究に直結する情報群を如何に速く、時間をかけずに入手するか、必要な情報だけがタイムリーに入ってきて欲しい。そうお考えになっているのではないでしょうか？

研究者が欲しい情報を検索する・発信する・交流する情報サイト
「サイサチ」始動

特に、私たちにお手伝いができる研究バックヤードマネジメントについても煩わしさを解消したい、
そこにアクセスすれば、知りたい情報を探せる、発信できる、交流できる、入手できる、そんなお役立ちサイトがあれば、研究者の皆さまの時間の効率化に貢献できると考え、リカケンホールディングスグループの情報サイト「サイサチ」をスタートしました。

サイサチに課せられた使命は、研究者の皆さまのお役に立つために、常に進化し続けることです。
そのために、研究者の皆さま、様々なメーカー様、パートナー企業様のお力添えを頂けるよう私たち自身が常に進化して行かなくてはなりません。
企業内部の小さいDXから積み重ねて、大きな変革に繋げてまいります。

リカケンホールディングスグループの付加価値を創出し、
その先の未来へ

一方、私たちの企業としてのDXは何から始めたら良いのか。

「DXが実現された状態」とは、デジタル技術を使って何らかの付加価値を創出した状態である、と言われています。
何らかの付加価値とは、企業が将来戦略として設定する目標だと言い換えることもできます。
私たちには、新たなビジネスモデルの考案といった一見ハードルの高そうな目標だけでなく、昨今叫ばれている働き方改革や業務効率化、ペーパーレス化、人手不足への対応、テレワークの実現、環境貢献といった諸課題を解決することも、企業の成長力強化や持続性を実現し、研究者の皆さまのお役に立ち続けるという点で重要な付加価値の創出だと考えています。

研究者の皆さまのお役に立ちたいとの思いからの情報サイト”サイサチ”を、研究者の皆さまとリカケンホールディングスグループとの接点に据えさせていただき、DXへと進化する新たなサービス群を提供して参ります。